手順を詳しく知る
社内印刷:記入用紙を減らす前の点検:欄・回収・転記の仕事を見る
帳票の欄を減らす前に、誰が記入し、誰が読み取り、どの判断に使うのかを一往復追いかけます。
こんな方に社内印刷の配布・部数削減・情報管理を担当する人
このページでできること帳票の各欄と後工程を対応させ、記入や転記の機能を保った改善案を作れる。
印刷物ではなく、記入後の仕事を見る
社内帳票の改善は、紙面を詰めることから始めると失敗しやすくなります。記入、確認、承認、回収、転記、保管までの流れを確認し、それぞれの欄がどの仕事に使われるかを聞きます。印刷担当だけでは不要か判断できない欄もあります。
実物を使って確認する場合は、個人情報や機密内容をそのまま広く見せず、社内規程に従い匿名化した例や空欄の様式を用います。法令や契約、監査上必要な記録の可能性がある項目は、書かれていないから不要と決めず担当部署へ確認します。
一つの欄に一つの利用先を対応させる
記入する人と、その内容を使う人を結び付けます。「念のため」という欄は、どの場面で必要になったかを具体的に聞きます。必要性が不明な欄は確認待ちにし、削除案と、入力方法を変える案を分けて検討します。
帳票の欄と後工程の確認
編集部作成の記入用ひな形です。例示した条件や値は架空例です。実際の内容を入力してください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。
| 欄の名称 | 記入する人・時点 | 読む人・使う判断 | 転記先 | 困りごと | 変更案・確認者 |
|---|---|---|---|---|---|
読み取りと書き込みを試してから決める
架空例として、備品申請書に所属名を三箇所書く欄があり、二箇所は同じ担当者が転記するだけだったとします。欄を一つにまとめる候補にはなりますが、切り離して別部署へ渡す用途がないかを確認してから変更します。紙面だけでは分からない使われ方を先に調べる例です。
試作した様式で、想定する長さの記入、訂正、確認印やコメント、回収後の分類を試します。欄を狭めると、実際の文字が収まらず欄外へ書かれることがあります。少ない枚数で済んでも転記や確認の手間が増えるなら、削減策として見直しが必要です。
切替え時は旧帳票の扱いを決める
新版の帳票を配る前に、旧様式で記入済みのもの、未使用の在庫、電子ファイルの扱いを決めます。記入済みの旧様式を全て書き直す必要があるとは限らず、受け付ける担当者が移行条件を判断します。使う人へは変更箇所と適用開始を知らせます。
導入後は空欄率だけを成功指標にせず、問い合わせ、差戻し、転記時間、記入し直しの有無を見ます。必要な情報が正しく届くという機能を保ちながら、重複記入や読み取りにくさを減らすことを改善の目的にします。
この手順について
このページの作業手順と記入例は、当サイトが編集した提案です。実在する店舗・企業の運用実績や、制度上の義務を示すものではありません。採用する際は実際の運用条件に合わせて調整してください。

